ワシントン開催のカンファレンスで、ProgressSoftの中央銀行デジタル通貨を紹介

ワシントンD.C., 2022年2月26日

ProgressSoftはバンクノート・アンド・カレンシー ・カンファレンス(Banknote and Currency Conference)とのスポンサー契約を締結し、また、2022年2月21日〜25日にワシントンD.C.でデジタル・カレンシー・カンファレンス(Digital Currency Conference)を初開催しました。

数百人の中央銀行員が集まったバンクノート・アンド・カレンシー ・カンファレンスの各イベントでは、中央銀行向けの新技術やポリシー開発に焦点を当てた内容が紹介されました。また、イベント後には第一回デジタル・カレンシー・カンファレンスが開かれ、デジタル通貨が持つテクノロジーやデザインといった側面にスポットライトが当てられました。

イベントスポンサーであるProgressSoftは、会場でブロックチェーンベースの中央銀行デジタル通貨ソリューションを紹介。その複雑な技術やシステム能力の他、経済や各種規制、金融に関する国家の注意点について発表を行いました。

さらに、ProgressSoftは中央銀行各行の代表者と共に、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する多くの議論に参加し、CBCDの概念実証や各種のパイロットプロジェクトについて検証しました。一例として紹介されたProgressSoftの新たなCBDCサンドボックスは、中央銀行がコントロールされた環境下でCBDCの技術を実験的に使うことができ、その有用性を理解するだけでなく、CBDCの導入が各国にもたらす可能性を検証することができます。また、会場では、ProgressSoftの中央銀行デジタル通貨が持つオフライン取引機能や、マルチCBDCへの対応性、フィアット通貨との個別為替レート利用による現金との共存性の高さに大きな注目が集まりました。

また、決済分野の専門家として32年以上の経験を持つProgressSoftは、世界でも数少ないブロックチェーンベースの中央銀行デジタル通貨を提供する企業の一つとして、「現金とCBDCの役割」と題した興味深いパネルディスカッションに登壇しました。同プログラムには、フィラデルフィア連邦準備銀行、CBDCシンクタンク(CBDC Think Tank)、ノール・ヒストリカル・コンサルティング(Noll Historical Consulting)、Cラボ(C Labs)が参加。CBDCの導入によって、越境決済を中心とした決済の仕組みや、スマートコントラクトの利用にどのような革命が起きるかを議論しました。

この他にも、国際通貨基金とリップル(Ripple)、Cラボ、カレンシー ・リサーチ(Currency Research)が参加したパネルディスカッションでは、「グローバル経済における相互運用性」と題して、中央銀行デジタル通貨の開発および新通貨が相互運用性の向上に果たす役割について討議しました。

ProgressSoftは今回、その先駆的なブロックチェーンベースの中央銀行デジタル通貨が評価されてアドバンスメント・オブ・デジタル・カレンシー 賞(Advancement of Digital Currency award)を受賞しました。ProgressSoftのCBDCは、本イベント開催中も世界中の中央銀行から大きな注目を集めることとなりました。

ProgressSoftは、今回のカンファレンスを通じて数百人の中央銀行員と出会えたことを嬉しく思います。40以上の国々から集まった各行は、いずれも進化した国家通貨の導入に向けて次なるステップを踏もうと意欲を示しています。今後もCBDCに関する実りある議論が継続的に行われることを心待ちにしています。