ISO 20022は、世界における決済向けマーケットインフラ(MI)の新しいメッセージング規格として台頭し、有価証券や外国為替(FX)市場におけるハイバリュー・ペイメント(HVP / 高価値決済)からローバリュー・ペイメント(LVP / 低価値決済)まで、各種システムに活用されています。最近では、ISO 20022規格は越境決済におけるグローバルスタンダードとなり、国内及び国外向け決済における相互運用性をより調和のとれたものとすることで、一貫性のある顧客体験を提供しています。

様々なメリットがある一方で、ISO 20022への移行は高い複雑性を伴います。レガシーシステムであるMT規格から新たなMX規格への移行は、2022年から2025年までの3年で実施される予定です。そのため各金融機関では、影響を受けるシステムを段階的に新規格に移行させ、新旧の規格に対応しながら関連ワークフローを実施し、さらには、システムの移行状況や受信側の事情に合わせてメッセージの送信方法を決定する必要があります。

実際どのようにISO 20022への移行を実現するのか、詳しくは動画をご視聴いただき、利点と欠点についてそれぞれご確認ください。

関連サービス

即時決済の大波と成功を解読する

即時決済の大波と成功を解読する

金融革命が繰り広げられた2022年、60カ国で2千億回の即時決済が行われました。これを受けて、ProgressSoft戦略マネージャーのCarole Eliasは、トロントで開催されたSibos

電子請求書提示決済ソリューションにおいて重要な5つの要素

電子請求書提示決済ソリューションにおいて重要な5つの要素

電子請求書提示決済(EBPP)のソリューションは、さまざまな環境下で効果を発揮し世界的な評価を得ています。しかし、日々進化する社会環境の下でその競争力を保つためには、常に最新でなければなりません。ここでは、EBPPソリューションが永続的な成功を収めるために必要な5つの大切な要素を紹介します。