小さな子どもから事故被害者、そしてがん患者の方まで、世界中の人々が生きるために日々献血を必要としています。しかし、献血をすることの価値は軽視されがちです。他の人がやっているから自分は良いだろうと考える人や、単純に気が進まないという人もいます。この記事で献血に関する事実と迷信についてはっきりさせましょう。


献血者は長生きする | 本当

アメリカ心理学会(American Psychological Association)のある研究によれば、他の人に善行を行うことは長生きに繋がるひとつの要素だとされています。献血もそうした善行のうちのひとつであり、あなたの健康にとって非常に重要な行為で、心臓麻痺や脳卒中、がん発生の可能性を下げてくれると言われているのです[1]

一般的な血液型の献血は必要ない | 誤り

一般的な血液型は献血の必要がないというのは大きな誤りです。むしろ、一般的な血液型ということはそれを必要としている人が大勢いるということでもあるのです。つまり、血液型が一般的か珍しいものかに関わらず、献血は常に必要とされているのです[2]

1年に3回以上献血しても良い | 本当

献血の一般的な形式(全血)は、56日おきに行うことができます。例えば赤血球採血のようなその他のやり方の場合でも、112日をおけば大丈夫[3]。つまり、一年の半分が過ぎた時点で献血を既に行っているとしても、より多くの命を救うためにその年の内にもう一度献血に行くことは可能なのです。

献血は痛いし時間がかかる | 誤り

針を刺す痛みと止血帯の圧迫感を除いては、献血自体は痛みを伴うものでもなく、かかる時間もたったの10分程度です[4]


さて、献血に関する一般的な迷信を払拭した今こそ、あなたのコミュニティの人々を助け、その命に貢献するときです。より重要なのは、それを習慣にすることです。お近くの血液バンクについて、簡単に調査をしてみることから始めると良いでしょう。

もしもあなたがヨルダンにお住まいなら、National Center for Blood Bankをチェックしてみましょう。国内中の病院や健康センターに血液を提供している、大きな組織です。この組織は、企業のため、特別な衛生医療バンで従業員のための献血を安全に行う専門医療スタッフチームを送り届けるといった活動もしています。

そして、実はあなたがこの記事を読み終わるまでの間に、およそ40人もの人が血液を必要とする状況になっているのです[5]

参考資料 :

  1. Rachel Swalinおよび Rachel Swalin。 “4 Unexpected Benefits of Donating Blood.” Health.com [2014年6月13日] https://www.health.com/mind-body/4-unexpected-benefits-of-donating-blood.
  2. “Myths about Blood Donation.” Myths about blood donation - Blood service. [2020年7月28日] https://yadonor.ru/en/donorstvo/about_donorstvo/myths.
  3. Roland, James. “How Often Can You Donate Blood? What to Know About Giving Blood.” Healthline. Healthline Media [2019年10月10日] https://www.healthline.com/health/how-often-can-you-donate-blood.
  4. Northwestern Medicine. “9 Myths About Donating Blood.” Northwestern Medicine. [2020年7月28日] https://www.nm.org/healthbeat/healthy-tips/9-myths-about-donating-blood.
  5. “10 Interesting Facts about Blood Donation.” UWI Blood Donor Foundation. [2020年7月28日] http://uwiblood.com/interesting-facts-about-blood-donation.

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