中央銀行デジタル通貨(CBDC)の現在地とは?

中央銀行デジタル通貨(CBDC)の現在地とは?

近年中央銀行は、決済エコシステムを変革し電子決済へのニーズに対応する方法として、中央銀行デジタル通貨(CBDC)にますます関心を寄せています。現在、中央銀行はどのような状況にあり、CBDCは世界的に見てどのような立ち位置にあるといえるのでしょうか?

まずは最新のニュースを見てみましょう。

2021年には63だったリテールCBDCに、現在93の中央銀行が関与(1)
PoC(概念実証)が2年間で6から16に増加
7つの中央銀行が先進的な研究開発を実施中
60の中央銀行がCBDCを模索中(2021年は43)

すでに始動が開始されたプロジェクト

バハマ「サンドドル(Sand Dollar)」
ナイジェリア「イーナイラ(eNaira)」
ジャマイカ「 JAM-DEX」
G7参加7か国すべての国においてCBDCは開発段階(2)
G20参加国のうちの18カ国がCBDCの進行段階(2)
17の中央銀行がホールセールCBDCの実証実験段階(3)
65の中央銀行が10年以内にCBDCを発行すると予想 (4)

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